口腔アレルギー

 

生の果物や野菜、大豆(主に豆乳)を食べた後に、唇や口の中、喉、耳の奥等にかゆみや腫れ、痛みを感じる症状を「口腔アレルギー症候群」といいます。

特定の植物の花粉症と関連があるとみられ、ゴムのアレルギーと関連があることも・・(ラテックス・フルーツ症候群)

花粉と果物等が蛋白質の構造が似ているため、ある花粉のアレルギーのある方が、ある果物に対してアレルギーが出やすくなったりします。
これを「交差反応」といいます。

 

「交差反応」を起こす 花粉と果物や野菜の関係


・カバノキ科(ハンノキ・シラカバ)
・ブナ科(ブナ・コナラ・クヌギ)
・オオバヤシャブシ
  →バラ科果物(リンゴ・モモ・サクランボ・ラズベリー・プルーン・アーモンド等)
   せり科(セロリ・セリ・ニンジン・パセリ)
   ウリ科(メロン・スイカ)
   その他(キウイ・バナナ・ヘーゼルナッツ・山芋・ジャガイモ・ナス・ゴマ・パイナップル)
 

②スギ・ヒノキ
  →トマト(ナス科)・リンゴ・モモ(バラ科)・メロン(ウリ科)・キウイ(マタタビ科)他
   (スギ・ヒノキは交差抗原となりやすい。おおくの果物・野菜と共通抗原を持つ)
 

③イネ科(カモガヤ・オオアワガエリ・カルガヤ・イネ・小麦・大麦・ライ麦・ススキ・エノコログサ)
  →米・小麦・大麦・ライムギ・ハトムギ・トウモロコシ・アワ・ヒエ・タカキビ・サトウキビ
   スイカ・メロン(ウリ科)・オレンジ(ミカン)・ピーナッツ(マメ科)・ジャガイモ・トマト(ナス科)・リンゴ(バラ科)
   カモミール・タンポポ(キク科)
  (ジャガイモ、リンゴで症状が出る場合はイネ科の花粉症になりやすい)
 

④ブタクサ(キク科)
  →メロン・スイカ・ズッキーニ(ウリ科)・ラカンカ・キウイ・アマチャズル

⑤ヨモギ・ニガヨモギ(キク科)
 →セリ科野菜(セロリ・ニンジン・コリアンダー・セリ・みつ葉・アシタバ)
  ピーナッツ(マメ科)リンゴ(バラ科)メロン(ウリ科)

⑥ラテックス
  →バナナ・キウイ・クリ・アボガド・クルミ・トマト・ジャガイモ・パパイヤ・グレープフルーツ・メロン・イチジク・ピーナッツ等
   (ゴム等に含まれるタンパク、ヘベインとの交差性あり)

 

口腔アレルギーは何によって引き起こされているか
原因を精査してアレルギー療法を施術していきます。
花粉症があれば、こちらも施術することが必要です。

 

 


果物や果物や