症状が出る時期が「花粉症」のように一定ではなく、年中鼻水や鼻づまり等の症状がある「通年性鼻炎」の方は「鼻炎」の各項目の他に「副鼻腔炎」のチェックを致します。
「副鼻腔炎」とは鼻の奥や副鼻腔などに起こる炎症の総称で、急性は風邪などによる一時的な炎症ですが「アレルギー療法」で扱うのは急性副鼻腔炎が治癒せず慢性化した「慢性副鼻腔炎」です。
細菌感染による化膿性副鼻腔炎で、洞内に膿が貯留しているので蓄膿症と俗称されることもあります。
症状は鼻水、鼻づまり、後鼻漏、頭重感、副鼻腔上の鈍痛、嗅覚の脱失などですが、原因はおもに真菌感染です。
当横浜アレルギー専門院のアレルギー療法ではこの真菌への反応による症状を改善していきます。
約50種を超す「真菌」の中でも今まで比較的多くの方にみられるのは「アカパンカビ属」「アスペルギルス属」「クラドスポリウム属」「カンジダ属」「「ケマタカビ属」「サッカロミセスセレビジア」「フォーマ族」「ペニシリウム属」「ロドトルラ属」などです。
真菌属の特定→さらに細かく個々の真菌を特定していき(例:カンジダ属→カンジダアルビカンス)その後、成分の何に反応しているのかをつきとめていきます。(例:エクスパンシン、カビ毒、グルカン、胞子、菌糸、タンパク質等)
5~10種類の真菌属が判明する方が殆どで、3~4回にわけて施術をしていきます。